
ゲームクリエイターであり、株式会社ソラの代表取締役である桜井政博さんの公式YouTubeチャンネル「桜井政博のゲームを作るには」の動画。
今回の動画では「遊びの仕事は遊びじゃない」という現実的で辛辣な内容となっており、海外のゲーム業界に関わりのある方からも多くのコメントが寄せられていました。
【海外の反応】遊びの仕事は遊びじゃない
このような “厳しい現実 “を突きつけられたことに驚いてる。
私自身はプロの開発者を目指しているわけではないのですが、それでもこの言葉はありがたいし、必ずしも完全に自分の為にゲームを作っているわけではなく、他のプレイヤーに楽しんでもらうために作っているので少しは自制しているのですが…。
それでもその状態で仕事をすること自体がうまくいった時に満足できる挑戦なのです!!!
▲ 自分が楽しめる質の高いものを作ることが成功につながると思うよ。
▲ このシリーズがあなたや他の人にとって、ゲームを楽しくする為のアイデアになることを願っていますね。
▲ 桜井はいつも真面目で一生懸命な人だと思います。
自分のスケジュールや休みを削ってまでゲームを開発することがよくあった。
特に『スマブラWiiU』や『Ultimate』の制作中は毎日のようにTwitterで更新し、その仕事ぶりをファンに伝えていました。
また日本には非常に競争の激しい企業風土があり、プロジェクトを完成させる為に私的な休暇を取るらない事が当たり前と考えられている。
週6日勤務も珍しくなく、ゲーム開発という厳しい現実を知る上で、櫻井がその知識を共有するのは当然のことだろう。
桜井はゲーム開発における過酷な現実を身をもって体験しているからね。
▲ もちろん、これは決してあるべき姿とは思わないけど、プロフェッショナルは真剣勝負で、かっこいいモンスターを考えたり、コードを書いたりするだけではありません。
みんなは知るべき事なのです。
私は数年前から大手パブリッシャーで品質保証テスター(基本的にはバグ取り)をしています。
そのうちの多くの時間は好きではないゲームのテストに費やされている。
そのようなプロジェクトを乗り切るために2つの事が役立っています。
ひとつは一緒に働く人たち。
もうひとつは自分が好きでないゲームでも他の人は好きなのだから、その人たちがなぜ好きなのかが分かれば自分も評価できるかもしれない、という考えです。
▲ テスターになるにはどうしたらいいかアドバイスが欲しいのだけど。
暇な時に自分で方法を探してみようと思っています。
▲ 私もある小さなスタジオで5年ほど働いていました。
悲しい事に彼らのゲームはあまり好きとは言えませんでした。
実際、そのうちの1つは私がこれまでプレイした中で最悪のゲームの1つです(ロックマンX7レベルのひどさ)
私は単に貢献したいのでこの職に就きましたが「テストの時に楽しくゲームをプレイする」ことは期待していませんでした。
でも同時に「まるで誰もこのゲームをテストしていないみたいだ」と言われることがあるので嫌な気分にもなります…。
多くの場合、開発者(主にディレクターとプロデューサー)は自分たちのテスターや開発者に耳を貸さないので品質保証に失敗し、自分の仕事が無駄になったように感じてイライラする事も。
テスターとして最も準備できることは、見つけられる限りの”酷いゲーム”をたくさんプレイすることだと思うんだ。
何がそのゲームを悪くしているのかを正確に理解すれば多くのことを教えてくれるし、物事を前向きにとらえることができる。
テスターをやりたいのならプレイできないような最悪のゴミゲームをたくさんプレイして準備した方が良いだろうね。
やりたい事ができるとは限らない

「どんなゲームを作る開発者であっても、プレイヤーを楽しませるという目的は一つです。何をするにしてもその目標を見失わないことです」
この部分には、思わず笑みがこぼれました。
▲ キルラキルのテーマ曲が流れ始める。
手っ取り早く現金を手に入れる為の中途半端なゲームを出し続けるゲーム会社にも言えることですね。
会社名は出しませんが…でも、マジでやめてほしい。
▲ 市場があれば、利益を上げるチャンスは常にある。
確かに特定のゲーム会社の責任もあるが、毎年発売されるゲームを買い続けるプレイヤーにも責任がある(EAスポーツやCoDのゲームが思い浮かぶ)
▲ 桜井氏の思想はかつての岩田聡氏との明確な一致。
このシリーズはまだ熱病のようなものだと感じている。
勉強になるけど、今一番好きなYouTuberがクソザコ桜井って言うのは気
▲ このシリーズが実現し、素晴らしい品質であることを確認できてとてもうれしい。
▲ ならあの熱狂的なスマブラファンはどう説明する?
▲ あなたの好きなYouTuberが何かやったのか?
▲ あなたの好きなユーチューバーは桜井に何をしてるんですか?
でも彼がこのシリーズを作ってくれて本当にうれしいよ。
実際に彼が自分の哲学について話すのを聞くととても刺激になる。
Work Ethic(労働倫理)が独立したカテゴリーで語られるのは、本当に喜ばしいことです。
この人は人生も仕事も同じように真剣に倫理観を持って取り組んでいるね。
尊敬に値するよ。
私自身、ゲーム開発者として桜井が言ったことをすべて思い当たるよ。
ゲーム開発というのは多くの人が思っているほど華やかなものではありません。
時には残業が多く、そして自分のゲームの悪い評価のレビューを読むという、過酷で感謝されない仕事でもあります。
しかし、自分が最も情熱を傾けられるものに取り組めるということは、それ自体が報酬であり、続けるための原動力となるのです。
ただ、この考えには補足があります。
ゲーム開発に携わるという事は、大抵の場合、誰かが考えたゲームに携わるということです。
クリエイティブな意見が言えるかもしれないし、指示に従うだけになるかもしれない。
これは仕事なんです。
クリエイティブなコントロールを得たいなら、それを得るために努力しなければならない。
自分がその仕事に向いていると周囲を説得するか、起業家になって自分のスタジオを立ち上げ、自分のゲームを実現するか、どちらかです。
ただ起業家ルートはリスクが大きい。
ゲーム開発者を甘く見てはいけない。
ほとんどの開発者は我々と同じように生活費を稼ぎ、ハードワークの対価を得たいだけの人々だ。
これはゲーム開発者が機械ではないことを考慮する必要がある為の興味深いトピックですね。
ゲームのバグをチェックするのに常にテストプレイをしなければならないだけでなく、1分やそこらでゲームが完成すると思ってはいけないんだ。
ゲームのコーディングは簡単ではありませんし、それは氷山の一角にすぎません。
エンタメ業界全般に共通する事なので参考になられた方も多いのではないでしょうか?
こういった声が直接聞けるのが良いところですよね!
出典:YouTube

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